社会福祉法人のゆり会 のしお保育園は清瀬市西部に位置し、0歳児からの未就学児童を都営住宅の一階にある保育園で、お家と同じようにゆったりと健やかに育てます。
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(2013年12月)                  ルーティン

将棋の世界では有名な女流プロ棋士・石橋幸緒さんは、のしお保育園に1年だけ在園したことがあります。生まれながらに腸閉塞を患い、生後わずかしか生きられない、と言われ、清瀬小児病院に入院したまま3度の手術を受け、4歳まで口からものを食べたことはなかったそうです。保育園には「同年代のこども達といっしょに過ごす体験を」とのお母さんの願いがかない、年長の1年間をゆり組ですごしました。

さっちゃん(と呼んでいました)は8歳で偶然に秋津将棋教室(女流プロ棋士・後の師匠:清水市代さんの父親の経営する)に入門し、12歳でプロになり、18歳のとき、女流王将戦で4タイトルを独占していた師匠・清水市代さんからタイトルを奪取するというエライことを成し遂げたのでした。

LPSA(日本女子プロ将棋協会)の代表理事として活躍中の現在の姿から想像できないほど、園ではいつも静かなさっちゃんでした。卒園してから、彼女に「園生活でなにがいちばん思い出に残っている?」と尋ねたことがあります。答えは─「靴箱のところ」。当時、登降園は園庭の西門からでした。テラスから直接各部屋に入っていました。「保育園の靴箱の前でみんなとおしゃべりしていたら、楽しくて笑っちゃったのを覚えている」。ずっと病院と家にいたさっちゃんには、ほかの子には当たり前の<世間話をしながら脱いだ靴をテラスの靴箱にしまう>ことも、当たり前ゆえにすごく輝いてみえたのでしょう。

乳幼児期には、日々同じようにくり返される日常の決まったこと=ルーティンが大事だなと思います。そして子どもたちはルーティンが好きです。思わず笑っちゃうような楽しいルーティンに満ちた保育園でありたいと思います。



Posted at 2013年12月02日 15時35分23秒

 
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