社会福祉法人のゆり会 のしお保育園は清瀬市西部に位置し、0歳児からの未就学児童を都営住宅の一階にある保育園で、お家と同じようにゆったりと健やかに育てます。
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(2011年9月)                    見つかりません

 作家がよく締め切りの恐怖について書いています。もう締め切りはすぎているのに何も書くことが浮かばない、そのつらさは本当に大変だろうなと想像しつつも、自分とはカンケイないことと思っていました。

 大学に入っていちばんびっくりしたのは、まわりに「芥川賞をとりたい」というひとがゴロゴロいたことでした。小説を読むのは好きでしたし、外国文学科でしたから文学は身近にありましたが、1年にふたりもらえるかどうかの芥川賞をこんなにたくさん狙っているとは、確率的にもきびしいものであることョ、と呆れていました。

 それが、卒業して何十年もたってから、わたしにも「締め切り」がやってきたのです。毎月、末日までに約千字くらい書く─そうです、この「えがお」の原稿です。
 はじめはその時々で思ったまま、感じたことを書くのは、それほどむずかしくはないだろうと思っていました。
保育園の園だよりですから、余りにかけはなれたテーマはなしとしても、ずいぶん自由にのびのび書いてまいりました。が、このところ〆切りが近付いても書くことがまとまらない「流行作家状態」に陥っています。

トシのせいは大いにあると思います。以前はあふれるように言葉がわき出てきて、千字なんてあっという間に埋まりました──ということはありませんでしたが、もっとはやく書けていたものです。今はぎくしゃく、時間もかかるようになりました。

しかし、それだけではない苦しい状態は、3月11日以降続いているわたしのなかの「どうにも表現できない」気持ちからきているのでは、と思っています。放射能が日々降り積もる今の日本、巨大地震がいつどこで起こるかわからない日本、原発を54もつくってしまった国で、これから子ども達をどう護っていくのか。

「えがお」のわたしに与えられたコーナーで何を書いたらよいのか・・・言葉を探しています。まだ、見つかりません。

Posted at 2011年09月07日 15時03分21秒

 
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