社会福祉法人のゆり会 のしお保育園は清瀬市西部に位置し、0歳児からの未就学児童を都営住宅の一階にある保育園で、お家と同じようにゆったりと健やかに育てます。
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(2010年12月)                 忘れられない卒園生

「去年の秋、司法試験に合格しました。いま弁護士めざして頑張って研修中です」。10回生のYさんからはがきが来ました。あら、やっぱり弁護士だった、検事じゃなかったね、とちょっとほっとした(?)職員たち。どうも検事になるらしいという噂がありました。かつてのしお保育園同期会で幹事だったYさんが、皆にそれは厳しく参加を迫ったこと(おかげで欠席は1名だけでした)、当日の会費のとりたてがビシビシ情け容赦なかったこと、から、Yさんの検事はぴったりだと思いながらも、ふるえていたのです。
 忘れられない卒園生に、5回生のHくんがいます。彼は、生きていたらこの12月7日で満29歳になるはずです。南アルプスの高峰・北岳で消息を絶って11年になります。ふもとの駐車場に車が残されていました。どんなに捜索しても見つからなかったということは、もしかしたら・・・家族でしたら望みをつながずにいられない状況です。でも、18歳で彼の姿は消えてしまいました。
 Hくんが高校生のとき、東村山の森に卒園生が集まってバーベキューをしたことがあります。夏休みに入ってすぐの暑い頃でした。車や電車でいっしょに行ったグループがカマドつくりをしていると、Hくんが生い茂った草のなかから現れました。秋津から自転車をこいで来た、と汗びっしょりで笑っていたHくん。あの日の空の色と、あの笑顔は忘れられません。
 これまでの卒園生510名。元気でいてほしい。元気でなくても、生きていてほしい。
29歳になったHくんと「あのバーベキューは、小学生がおにいちゃん、おにいちゃんとついてきて大変だったよねえ」と思い出話をしたいです。

Posted at 2010年12月01日 17時16分54秒

 
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