信楽焼の器は重くて荒くてちょっと、と思っていませんか。くりの器は軽くて丈夫。飽きの来ない色合い、信楽焼らしい温かみをそこなわずに使い勝手を考えています。
2010-02 の記事

カップ&ソーサー


今日もタイトルはカップ&ソーサー。
中身は違うお話。
常連客が午前一人、午後一人、
珈琲を飲みに来ました。
偶然ですが、テーマは二人とも土地。
F君は約千坪の古い家付き土地のはなし。
中の骨董がほしいが千坪の土地を買うのはちとしんどい。
なんとそれは良い話。
これは数日前にたまたま来られたお客さんが
日野でよい物件があれば紹介してほしいと頼まれていましたので
そのことも絡めて話を進めてみてはとくりからも頼みました。
F君は中の骨董にのみ興味があり、お客さんは
土地と家に興味があり、
うまく事が運べばめでたしめでたしなのです。
一方、
Kさんは、信楽の山が安く買えるらしいので下見に来られました。
南向きで、硅砂が取れるし、取った後は良い土地になるようだが、
使い手がいないだろうなと、思案中。
ともにスケールの大きな話で、
聞いている分には面白い話題でした。
くりの店には暇つぶしのお客さんが数人来られます。
よそで聴けないような面白い話もきけます。
やばくない話はここで漏らします。


Posted at 2010年02月18日 21時43分03秒

カップ&ソーサー


ピンクを散らした柄と、緑のストライプ柄。
ペアでもいけますね。
8セットのうちの2セットです。
実は10柄作っています。
選んでもらって、ハズレ分は
店頭に並びます。
ハズレがいけないことは全くありません。
個人の好みにたまたまそぐわなかっただけですから。

今日は昔のテニス仲間の部下に当たる人が来店。
木工塗料で有名なW化学の人。
窯業系の材質に低温焼き付け塗装してみようと
その下準備にあちこち情報集めとのこと。
逆に面白いお話をあれこれ聞きました。
理系の人はほんとおもしろい。
普段何気なく使っている撥水剤について
説明してもらいました。
SiOH→OHがOH3??→水→SIO
確かこんな説明だったように思いますが、
定かではありません。
要は液をかけて水をかけることで
非常に強力なシリカの薄い膜が形成され
水を通さなくなる、との説明でした。
化学に詳しい人、一人くらい知り合いに持ちたいものです。


Posted at 2010年02月17日 22時08分26秒

カップアンドソーサー


自由な柄で8セット頼まれました。
2号の絵付け。
作り方も従来の方法と違い、
オス型に板を押しつけて作ります。
一つ一つに微妙な襞があり、いびつな形のもつ独自の世界を
漂わせています。

珈琲を注ぐ。
軽すぎず、重すぎず、ハンドルは指にしっかりとなじむ。
左手に適度な温かみが伝わる。
口に持っていくと
芳醇な香りが、ささくれた気持ちを柔らかく包み込み
いらだちは解け、いつの間にか安堵の気持ちが心の芯からにじみ出てくる。
くちにした液体を味わえるゆとりさえ感じられる。
苦味、酸味を楽しみ、ほのかな甘さに希望を見出す。
微妙な起伏あるカップを撫でながら心に力が蘇ってきたことをはっきりと感じ、
カップを置く。

オーダーメイド カップアンドソーサー
2000円〜


Posted at 2010年02月16日 21時37分31秒

ペンダントライト


ほんとに久しぶりでロクロをしました。
画像はペンダントライトのロクロ引きの段階。
これに穴をポンスであけて仕上げます。
このロクロのことで一言。
くりはオーソドックスに右回り。
韓国系(唐津)なんかは左回り。
タイなんかでは人間の右回りなんてえのもある。
台の上に土がおさまり、
女の人がぐるぐる回りながら陶土を伸ばしていく。
くりはポピュラーな電動ろくろ。
他に手回しロクロ(棒で大きな厚いロクロバンを回しながらつくる)
蹴ロクロ(足でっ蹴りながら作る)
ひでし(主に女性で筵に横になり足でろくろを回す人のこと)付きの
大物用ロクロなんてえのもある。
信楽には昔結構あった。
主に夫婦が組んだが、
組んだ後に夫婦になったこともあった。
色々ややこしい関係になる労働体系であった。
ロクロで作ると
土に癖が残る。
それはちょうど砂鉄が磁石になびくように
土の粒子が回転に沿って一定の方向に頭をもっていく。
経験を積むと破片から
どっち回りで作ったかわかるようになる。
ここから横道。
気にも右回りと左回りがあり
北半球だと右回りが気が入りやすい。
初歩の段階でも右回りの気を入れると
お醤油の味がまろやかになり、
安い酒が丸みを帯びうまくなる。
レッドが響35年とまではいかないとしても
オールドくらいにはなる。
再びロクロへ。
ロクロをしていると無念無想の境地が訪れるなんて
誰が言ったか知らないけれど
くりはなれない。
アレこれあれこれ考えながら
最近ではそうアレについては考えなくなったが、
そう高尚なことはついぞ考えたためしがない。
しかしこれもまた考えようによっては
かたちは正確にできてしまう点で
達人の域のわき道くらいにはたどり着いた境地ではないかと
一人思っている。
今日は三流エッセイ風に脱線しました。
オソマツ。


Posted at 2010年02月15日 21時35分18秒

陶製壁掛け時計


相当遊びが入った時計です。
色々時計の写真を見ていますと
結構飛んでるのが多いので、
これくらいはまだ大人しいほうかもしれません。
時間もきっちり入ってますしね。
陶製壁掛け時計 3800円。
数日前、春の信楽アートの説明会に行きました。
今年も一カ月以上の期間開催されます。
今年はイベントがたくさんあります。
春にこれがあり、
夏にはくり十周年があり、
秋には信楽トリエンナーレがあります。
余りあり過ぎると
みなさんイベント疲れを起こしてしまわれそうです。
みなさんとは、お客さんも主催者も両方です。
今年は多分2号なしで(土日は手伝ってもらえる)
あまり欲を出してダウンなんてことのないよう
心してかかります。
お店の中がガラガラ(人でなく商品が)なんてこともありえるかも。


Posted at 2010年02月15日 20時58分52秒

舟形鉢


わかりにくい写真ですが、
舟形鉢には上から特大、大、中、小とありまして
この写真の生生地は中タイプです。
久しぶりに作る大きさです。
現在の制作モードに便乗する形での登場です。
10年前の開店時にお店に並びました。
当時の色合いは幻となってしまいましたが
今回は赤絵なんかも取り混ぜてお目見えすると思います。
右のは小タイプです。

昨日2号が窯業試験場の入学試験に臨みました。
といっても難しい学科はなく、
面接と小論文(作文)と適性検査のみ。
合計13名の受験者があったそうです。
顔ぶれを聞いていると世相を反映してか
脱サラのおっさんとか就職失敗組とか
普通の生き方に疑問符の人とか
結構複雑な人たちが多いようです。
くりの頃は(くりは裏口でして試験はなし)
地元の窯元のお兄ちゃんが無理やり(ちょっと言い過ぎ)
行かされたり、高校で悪してて普通に就職しにくい
あんちゃんや(これもちょっと言い過ぎ)
少数すごい腕をもったロクロ少年などが多かったので
ずいぶんと変わったものかなと感心しています。
基本的には信楽に長きにわたって貢献できそうな
人を合格させるので
ちょっとヤバいポジションの人がいるみたいに思います。
ナンセ無料で技術が習得できるのですさかい、
このご時世、県の財政に鑑みて
しっかり選考してくださいね。
ユーちゃん場長殿。
現在の場長は昔ユーちゃんと呼ばれていました。


Posted at 2010年02月13日 21時31分40秒

パン


画像左側の品に注目。
言わずと知れたパンの耳。
週一で朝方軽バンのお兄ちゃんがパン売りに来ます。
最初は珍しいのでいろいろ買いましたが、
そうも買っていられんと、
玄米食パンを一袋買うようにしています。
ふと端っこをみるとパンの耳が袋詰めして並べてあります。
これどないするの?と聞くと
どうぞ持ってってください。
これはうれしい。ありがたい。
37〜38年前の記憶が蘇ります。
前にも一度話したことがあるように思いますが、
コロッケの失敗品とパンの耳は大事な食糧でした。
月給17000円の時代の思い出です。
心していただきます。


Posted at 2010年02月12日 21時30分49秒

ボウル


お客さんの依頼を受けての制作なんですが、
このサイズなかなか使い勝手がよさそうです。
鍋のトンスイに、ちょっとした料理に、
取り鉢感覚でも使えそうです。一個だけ余分に作りました。
焼きあがった時点で生産するかどうか決めます。
φ130H55位。
隣の小鉢(800円)と比べてください。
生ですからここから約15パーセント収縮します。
それにしてもこの天気、なかなか乾きません。
毎晩シーリングファンは稼働していますが、
おっつきません。
まだまだこしらえるのに乾燥ができなーい。


Posted at 2010年02月11日 21時27分59秒

お皿


せっせとサクトウの毎日。
狭いくり工房では作った製品は到底収まりきりません。
冬のこと外に出すことはできず、
窯場では凍結の恐れあり。
そこで今年も最後の切り札、
マルカツ陶芸教室奥座敷に進出。
冬の間はあまり利用客もなくここ当分は団体さんもない模様。
今制作中の大皿類はこういった環境がうってつけ。
やたらと暖房が利いていると片乾きやひずみの原因になり、
寒すぎると凍結の恐れもあります。
良い場所があったものです。
ほんとに恵まれています。
守屋浩の 有難や節 (死語?)でも歌いましょう。


Posted at 2010年02月10日 21時28分24秒

陶製壁掛け時計


鉄分の非常に多い化粧土と非常に少ない化粧土のコントラスト。
温かみを感じる作ですね。
化粧の技法はなかなか表現力があり
あれこれ試してみたい技法のひとつです。
これからの課題です。
2号が窯業試験場へ通うようになったら
研究課題として取り上げてもらいたいです。
化粧掛け分け陶製壁掛け時計 3800円。


Posted at 2010年02月09日 20時40分14秒

前へ |  1  2  3  | 次へ