こげら会のブログです
メインメニュー
働いている人たちの声

気ままにプールでリフレッシュ【スタッフ・ガイヘル日記】

今回のご利用者は、日常会話や動作は自立されており、
休日には、おひとりでも外出を楽しめる方です。

「お母さん行ってきます!」
自転車に乗って、近くの市民プールまで移動。
穏やかな陽気に包まれ、緑豊かな風景の中を颯爽と走るふたり。
5分程で市民プールに到着です。

駐輪場に自転車を止め、受付で係の女性に利用カードを提示。
消毒用アルコールを手にひと吹きして、手にモミモミなじませ、
更衣室で速やかに着替えを済ませると早速プールへと向います。

しっかりと準備運動を済ませ、まずはウォーキングからスタート。
歩く、歩く、ひたすら歩く…
ウォーキングエリアには年配の方も多く、
皆さんと一緒のペースでゆったりと水中歩行です。
一緒に列をなして体を動かしていると、
ある種の一体感さえ生まれているようにも感じます。

水中歩行でウォーミングアップを終え、いよいよ遊泳ゾーンへ。
家族連れや友達同士で来ている子供たち、
バシャバシャと力強く水しぶきを上げるスイマーがいる中、
ご利用者も器用にその間をぶつからないよう注意して泳ぎます。

あいにくと私は泳ぎが得意ではないため、
とても彼のペースに追いていくことはできませんが、
端まで泳ぎ着いたタイミングで両手を挙げると、
元気よくハイタッチをしてくれます。
そして喜びを分かち合ってくれるのです。

2時間程、何度もコースを往復してはハイタッチ。
泳ぎを楽しみ、爽やかな表情を浮かべていました。

3時間程のガイドで、休日のガイドとしては比較的短いですが、
遠くのプールに行かなくても丁度良いリフレッシュとなっています。
今後もその生活の中での大切なひと時を過ごすことができるよう、
寄り添って支援していきたいと思っています。(zen)

Posted at 2017年07月17日 09時00分00秒

風に吹かれて“大女子会”【スタッフ・ガイヘル日記】

この日はみんなで葛西臨海公園へ。

新宿駅でみんなと待ち合わせ、京葉線で葛西臨海公園へ向かいます。
電車の中では、他のご利用者やヘルパーさんたちと楽しくトーク、
輝くような笑顔を見せていました。

公園に到着して、昼食を購入。
公園の芝生の上で昼食をとる予定でしたが、
その日は海からの風がとても強く、
髪の毛がぐちゃぐちゃになるほどでした。

建物の中で昼食をとることにしましたが、
向い風が強くてなかなか前に進みません。
でも、それもなかなかに楽しいものです。
風が吹くたびに二人で「うわあ〜!」と叫びながら歩き、
ゲラゲラと笑ってとても楽しそうにされていました。

昼食後は、一緒に行動していた女性ご利用者さんたち、
ヘルパーと合わせて6人で観覧車に乗りました。
「女子会だね〜」と観覧車内は大盛り上がり。
強風のためか、途中で観覧車が停まったりしましたが、
そのたびに大騒ぎして、大観覧車女子会を楽しみました。

その後も女子会組で水族館も満喫、
ご利用者は楽しくて、うれしくて、笑いが止まらない様子でした。

帰りは皆さん帰る方向がバラバラです。
途中で「女子会組」のご利用者と別れると、
なんだか、とても寂しそうにされていました。

帰り道はテンションが少し下がっていましたが、
「今日は女子会楽しかったですね!」というと、
「うん!」と、とびきりの笑顔を見せて下さいました。

次回のガイドも、とびきりの笑顔を見せてもらえるように頑張ります。
(momo)

Posted at 2017年07月10日 09時00分00秒

歌はカラオケでお願いします【スタッフ・ガイヘル日記】

ガイドヘルプでは、行き先が変更になるケースがあります。

天候や気温、ご利用者のご様子、ご利用者の気分が変わるなど、
様々な理由により、急遽、その場で変更になることがあります。
今回ご紹介するガイドはその内の一つです。

この日のご利用者の希望は、元々動物園でした。
ところが、天気予報は、どうやら雨になりそうとのこと…
私とご利用者とで、行き先を相談することにしました。

普段、このご利用者は、バスや電車の中に歌うことがあります。
公共のマナーとして、大声で歌うことは他の乗客の迷惑になりますので、
あまり大声で歌うことは控えてもらうよう声掛けすることも…
そこで、思いっきり歌ってもらうためにカラオケを薦めてみました。
ご利用者は、大喜びで行くと答えました。

カラオケに入ると、解き放たれたように歌います。
普段止められている分を、あたかも取り返すかのように…
ここなら、いくら大声で歌っても、もちろん大丈夫。

残念ながら、私は音痴で歌えないので、
一生懸命応援することに集中しました。

カラオケが終わり、外に出ると予報通りの雨…
傘が一本しかなかったので、相合傘で帰りました。(king)

Posted at 2017年07月03日 09時00分00秒

ともだちになろうよ【スタッフ・ガイヘル日記】

ゴールデンウイーク中、一番印象的だったガイドを紹介します。
動物が大好きなご利用者と多摩動物園に行ったときのことです。

多摩動物園が大好きなご利用者で、毎月のように行っています。
この日は他のところに誘ってみようと考えていましたが、
多摩動物園に行くのを楽しみにしているとのことで、
この日もまた多摩動物園に行くことになりました。

慣れたもので、経路も全て把握しておられます。
高幡不動駅で、京王動物園線のかわいい電車にしばし見とれ、
多摩動物園では、園内巡回バスをしばらく眺めています。
とても嬉しそうな様子で、お弁当を食べてから、動物たちのもとへ…

最初に見に行ったのは、ヤギ。
ご利用者が、「おーい、おーい」と呼んで、手招きしていると、
なんとヤギさんの方から寄ってきてくれるではありませんか。

「うわー!まままま〜!」(こっちに来た〜!の意かな)と大喜び。
顔を近づけたり、下からのぞき込んだりして、ヤギと交流を図ります。
手は出さないでくださいねと、見守りながら私も一緒にヤギを見ます。
(手を出すと噛まれてしまうこともあるそうです)

ご利用者がちょっと横に移動して、また「お〜い!」と手招き。
すると、ヤギさんもまたこちらへやってきます。
「うわー!まままま〜!」、また移動して、またヤギを呼んで。

ヤギさんとはもう、すっかり仲良しになってしまったようです。
交流をはかる姿は、とても楽しそうで、
通りすがりのお客さんもみんな、ほほえましく見ていました。

そのままずっとハイテンションでヤギさんと遊んでいました。
あまりにも楽しそうで、来てよかったなあとつくづく思いました。
ご自宅にお送りして、お母様にご様子の報告をすると、
「本当に動物が好きなのね」、と大笑いしていました。

ご利用者によっては、
ひとつの場所や行動の流れが“パターン化”して、
他の場所になかなか行けなくなったり、
同じ場所からなかなか動けなくなったりする方もいます。

しかし、このご利用者は本当に動物園が大好きで、
何回でも行きたい気持ちが伝わってきます。
これは、ご利用者の“意思の発露”なのです。
ヤギさんともすっかり仲良くなり、本当にすごいなと感心しました。

ご利用者が大好きな場所へ一緒に行き、
とても楽しんでいる姿を見ることはヘルパーの大きな喜びです。(miki)

Posted at 2017年06月26日 09時01分07秒

君の夢、時の中で…【スタッフ・ガイヘル日記】

今回の方は、知的障がい軽度の方のお話です。
この方のご自宅には、要介護のお母様と、
比較的重度の障がいを持つ弟さんがいらっしゃいます。

そんな家庭の事情もあり、なかなか自分の時間がなく、
作業所から帰ると弟さんの面倒を見て、
お母様のお手伝いもされています。
お休みの日もなかなか遠い所へ行くことが難しく、
ケアこげらで移動支援を利用し始めるまでは、
唯一の楽しみは近くのスポーツセンターで泳ぐことでした。

初めてのガイドでは、生まれて初めて池袋に行きました。
軽度の方ですが、普段あまり遠いところまで出かけることがなく、
大勢の人が行き交う池袋の街に緊張されていたようですが、
憧れの大手家電量販店、大型のデパートなどを巡って、
何でも興味深いようで、楽しそうに見て回っていました。

昼食はレストランに入り、一番安いハンバーグ定食を注文。
とても美味しそうに召し上がっていました。
そして、「こんなのは初めてですよ」とおっしゃっていました。

「普段はね、こんな楽しいことできないですよ」
「僕には弟がいるからね」と何度もおっしゃっていました。

「僕はね、カラオケに行きたいよ、ボーリングにも行きたいよ」
「これはね、僕の夢なんですよ」
「でもね、行けないよ、お母さんに言えないよ、怒られるから」
そう言いながら、落ち込んだような表情も見せていました。

そこで私はこう伝えました。
「〇〇さん、大丈夫ですよ、夢があることは幸せですよ!」
「これから一つずつ実現していきましょうね。」
するとご利用者は、「本当に?お母さんに言ってくれるの?」
もちろん私はこう答えました。「私が伝えてあげますよ」

ご自宅に戻ってから、お母様にご利用者の想いを伝えました。
お母様もよく理解してくれました。
その後毎月一回のお出掛けですが、
沢山の夢を、少しずつ実現することができています。

人はそれぞれに夢を持っていて、
その夢を実現するために努力する人もいれば、
ただ夢だと思っている人もいます。

あなたはどちら...(michel)

Posted at 2017年06月19日 09時00分00秒

みんなと一緒なら大丈夫。楽しさだって2倍?3倍?いや∞(無限大)【ガイヘル日記】

同じグループホームで暮らしているAさんとBさん。
このお二人のご利用者と私、Pヘルパーの4人でお出かけ。
みんなでいちご狩りに行く予定です。

しかし、出発時間になってもBさんが玄関まで出てきません。
Bさん担当のPヘルパー、Aさんと一緒に玄関で待ちました。
5分程経過してもBさんは出てきません。

「行きたくないのでは?」と考える方もいるかと思いますが、
この時は、他の要因があると考えられました。
Bさんは今回のように2組でお出かけするのは初めて。
いつもと違うパターンに不安を感じたのかもしれません。

相談した上で、先に私とAさんだけで出発することに。
私とAさんだけで最寄りの駅へゆったり歩きました。
歩いていると、後ろから何か聞き覚えのある声が…
BさんとP ヘルパーが後ろから追ってきています。
とりあえず出発出来て一安心・・ホッ

Bさんはあっという間に私たちを追い抜いて、
先に最寄りの駅で待っていました。
まあ歩くのが早いからしょうがない、待っていてくれてありがとう。

一方Aさんはニコニコと穏やかな表情を浮かべています。
お店や駅、電車等を見て「おー!」、「〇〇だ」等と呟いていました。
駅で電車が到着した際は「オーイ」と笑顔で手を振っていました。

電車を2本程乗り継いで、いちご園最寄りの駅へ…
さていちご狩りだ!と言いたいところですが、
目的地までは、そこそこ歩く距離があります。
日高屋で腹ごしらえをしてから、いちご園を目指します。

経路を知っている私が先頭に立ち、案内しました。
この辺りになるとBさんも馴染んできたのか、
表情に、だんだん笑顔が見られるように。
おっ!いつもの調子が戻ってきましたね。

「道は僕が知ってるから、教えるよ」
「今日の隊長は僕だよ、ついてきてねー」
などと、道中、お二人の利用者に語りかけます。(&笑顔も忘れずに)

なぜ、このようなアプローチをするかと言うと、
知的障がいを抱える方の中には、見通しが立たない、
支援者が硬い表情をする、焦っているといったことが、
不安を感じる要素になる方がいらっしゃいます。
そのため、上記のような声かけをしたのです。

いちご園に到着、いよいよビニールハウスへ。
待ちに待ったいちご狩りの始まり♪始まり♪

まずAさん、私が同行して取り方等を教えます。
一粒ずつゆっくりとり、イチゴをパクリ。
本人は「うーん」、「おいしいよ」と満足しているご様子。

一方Bさんも、スタスタ歩いてイチゴを取って食べていました。
そして、その表情は満面の笑みです。
何だかんだで、一番楽しんでいるのでは?と私は感じました。

最終的には、お二人とも活動を楽しめていたので、
今回は成功かなと個人的には思いました。
まあ自己満足かも知れませんが(笑)、めでたし、めでたし。(takuya)

Posted at 2017年06月12日 09時00分00秒

Live, Love, Laugh【スタッフ・ガイヘル日記】

きもちのいい春の昼下がり、
絶えない笑顔がとっても魅力的な女の子とお出掛けです。

何度もご一緒してきた彼女とのデートプラン、
「どうやって喜んでもらおうか、フフフッ」
と、恋する少年の如く一晩考えてきた私。
その私をご自宅で迎えたのは浮かない表情の彼女…
内心「ど、どうしたの?!」

堅く口を噤み、いつもの満面の笑みとは程遠い表情。
そんな彼女と手をつないで、
色鮮やかな花で彩られた昭和記念公園へ出発。

特に変わりないと仰るご家族の言葉とは裏腹に、
いつもの「おやちゅ(おやつ)」の連発もなく、
いつも気になってしまう自販機にすら目もくれない彼女。

「笑顔にしたい、笑顔がみたい」
そんなきもちで彼女の好きな歌を口ずさみながら、
つないだ手にいつもよりちょっぴり大きなリズムをつけて、
春の陽気の中を一緒に歩いていきます。

すると、一瞬彼女の頬が緩み、
彼女の手にも柔らかな力がこもりました。
私はその瞬間を見逃しません。

いつもお菓子を購入しているコンビニを目の前に、
「今日は楽しい公園遊びに行こ!」
「公園で美味しいおやつを食べるひと手を挙げてぇ?!」
などなど、一層きもちを盛りあげていくと…
ついに待ちわびた瞬間がやってきたのです。

彼女が爆発的な笑顔を見せて、
「おやちゅ(おやつ買いに行きたい)」
と元気よく手を挙げているではありませんか。

パッとつぼみが花ひらくような彼女の生き生きとした姿。
そんな彼女を見た通りすがりの御婦人が、
「本当に可愛い子ね。お出掛けですか?」
「いいわねぇ、楽しんでらっしゃい」
とやさしい言葉をかけてくださいました。

その後の彼女はニコニコで公園遊びに興じ、
花を眺めながらおやつを幸せそうに頬張っていました。
一緒に楽しく過ごしてご帰宅。

「またね、○○ちゃん」
この先どれほど彼女と御一緒できるか分かりませんが、
あたたかな人々に支えられながら笑顔で過ごして欲しいな…
改めてそう思い、そしてそう願う春の一日でした。(kelly)

Posted at 2017年06月05日 11時44分41秒

満足できるかな【スタッフ・ガイヘル日記】

今回は初めてのガイドのご利用者です。

ヘルパーが二人付いてガイドするご利用者で、
今回は初回という事もあり、お母様と私とで外出しました。

一週間くらい前にお母様と相談して、
消防博物館と新宿御苑に行く事にしていたのですが、
当日はあいにくの雨…
消防博物館とカラオケに行くことにしました。

消防博物館の展示には、あまり興味を示されず、
素通りのような状態でした。
結局、6階の休憩スペースに座って、
スマホで動画などを見て過ごしました。

このままでは、ヘルパーと外出を楽しむ…
という目的が満たされない…
できれば、ガイドって楽しいんだよ、という爪痕を残したい。
こんなとき、ヘルパーは割と気が気じゃありません。

昼食後、カラオケ(ジョイサウンド)へ行きました。
「ずっと本人ばかり歌うと時間がもたないので、
ヘルパーさんも最初何回かは交互に歌ってください」
とお母様に伝えられたので、最初3回は交互に歌いました。

ご利用者は慣れた様子で、ご自身でカラオケを操作します。
『おかあさんといっしょ』や『みんなのうた』の曲が好きで、
それらを自分で選曲して、生き生きと歌っていました。
私も『おかあさんといっしょ』系の歌を入れて歌いました。

消防博物館の展示には興味を示してくれず、
余り楽しめてなかった感じでしたが、
カラオケはすごく楽しまれて、笑顔も多く見られました。
ご利用者の笑顔がやっと見られて、ほっとしました。(kazz)

Posted at 2017年05月29日 09時00分00秒

吉宗公も、かくこそありしか【スタッフ・ガイヘル日記】

東京都北区王子、飛鳥山公園

「庶民が花見を楽しめる場所を」と願い
徳川8代将軍・吉宗公が造営したと伝えられています。
その吉宗公の願いは叶えられたとみえ、
300年経った現在でも、多くの花見客が訪れています。

花の盛りを狙って、ご利用者と足を延ばしましたが、
例年より開花が遅れているようで、六分咲きといったところ。

今回ご一緒したご利用者は、
能力的には高いものがある方なのですが、
生活習慣やガイドの行き先がパターン化しがちです。

私は付き合いが比較的長いので、
あえてパターンを崩しにかかります。
ガイドに入ると、いろんなところに、
大抵は行ったこともないところに案内しています。
今回もその一つ。

割りと興味が飲食物にいくことが多い方なので、
まずはたくさんの出店のブースへご案内。
近隣の商店街の方々の出店が軒を連ねています。

何か食べたいものを聞いてみると、
「はんばーぐ、はんばーぐぅ」とのお答え。
ハンバーグなんかあるかな?と思いましたが、
ありました。しかも二軒。

そこから珍しい牛タンハンバーグをセレクト。
ペロリと平らげて、桜とそれを目当ての人混みの中へ。
途中で見つけた焼きそばや焼き鳥など、
お花見らしい食べ物を、ちょっとずつつまみながら、
桜→食べ物→桜→食べ物→桜…の流れで、
花見を楽しみました。

初めて行く場所や花見の独特な雰囲気に、
ご利用者は不安な思いも抱いたと思います。
しかし、馴染みのある支援者は安心の材料になります。

また、普段食べないようなものを食べ、
それがおいしかったという経験も財産になります。
いつもの“パターン”の外にも喜びがあり、
人は、自分を手助けしてくれる存在であるということ…
それを少しずつ覚えていって欲しい。

大切な経験の積み重ねが、またひとつ出来ました。
吉宗公は、300年後に贈り物を遺したのです。(hal)

Posted at 2017年05月22日 09時00分00秒

よく考えよう、下見は大事だよ【スタッフ・ガイヘル日記】

今回のご依頼は、ご自宅に迎えに行き、
山種美術館に行き絵画を見てから、作業所に送るものでした。

お迎えに行き、美術館に向かう際に、
しきりに今度映画を見に新宿に行くとのお話があり、
すごく楽しみなんだろうなぁと思い、
映画の内容の話や、見に行く映画館の話などをして目的地へ移動。

その後、美術館で絵画を鑑賞していると、
しきりに時間を気にされてすこし速足気味。
おかしい、まだ時間はたっぷりあるのに…
美術館鑑賞後、やはり時間があるので、
「時間があるので何かしたいことありますか」と問いかけると、
満面の笑みで「今度行く映画館の下見に行きたい」とのお返事。

全てが伏線でした。
彼は今回のガイドで下見までしたかったみたいです。
でも直接訴えるのは苦手だったのか、
なんとか自分で時間調整して、下見の時間を作っていたみたいです。

ならばご要望にお応えしなければと、
映画館への道を調べ、二つ目の行き先に向かう。
しかし、ここで、はたと考えさせられることがありました。

なんちゃらMAPのようなもので調べると、
行き先へのルートは最短距離が表示されてしまいます。
今回、下見したとはいえ、次回一人で同じ道をたどれるのか…

そこで、なるべく大通りを使い、曲がる回数を少なくして、
さらに途中で交番がある通りを選択。
分かりやすい目標を伝えて、
迷わないようなルートを考えて映画館まで案内しました。

しかし、帰り道さらに考えさせられる一言が、
「今日はありがとう、もしわからなかったら、
歩いている人に聞くようにするよ」
と言うではありませんか。

今回、私は色々と考えて配慮していましたが、
彼にとってこの社会は、
こちらが考えるほど生きづらいものではないのだな…
むしろこちらが“支援慣れ”しすぎていて、
余計に考え過ぎていた部分もあるのだなと。

次回、彼がひとりで映画館に向かい、
周りの人の優しい助けを受けて、
楽しみにしている映画を見て、
幸せな体験を出来ていることを祈りつつ、
この乱文を締めさせて頂きたいと思います。(yu-dai)

Posted at 2017年05月15日 09時00分00秒

 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  | 次へ