こげら会のブログです
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2016-07 の記事

相模原市の事件について

今週は、いつものガイヘル日記は休載とさせていただきます。

皆様も新聞、ニュース等でご存知の通り、
神奈川県相模原市緑区の障がい者入所施設において
俄には信じがたい、大変に痛ましい事件が起こりました。

私共も、障がい者支援に携わる者として、
そして、社会の一員である人間として、
深い衝撃を受けている最中であります。

まずは、お亡くなりになられた19名の方々の
ご冥福を祈るとともに、
身体とその心に大きな傷を負われた、
多くの受傷者の方々の早期の回復を願います。

あまりにも衝撃的な事件に対し
語るべき言葉も浮かんで参りませんが、

今回の容疑者は非常に特殊な事例であるとはいえ、
この世の中が、少しずつ狭量に、
生き方の多様性を認めないという方向に、
向かっていっているのではないか?
という憂慮が晴れません。

障がいの有無だけでなく、
性別や宗教、人種なども含めて、
人それぞれの生き方や考え方を
認められる世の中でなければ、
真の成熟した社会ではないと考えます。

今回の事件を受けて、
精神医療や障がい者福祉の分野で
様々な取り組みがなされると思います。

失われてしまった尊い命が
戻ってくることはありませんが、
この痛ましい事件を無にすることの無きよう、
社会の構成員である私達が、
誰もが等しく幸せを求められる社会に
していくことこそが、
その課せられた責務ではないでしょうか。(hal)

Posted at 2016年07月29日 14時38分33秒

「お給料で何を買う?...

こんにちは!スタッフのfu-channです!
先日、総勢26組52人で東京タワーと科学技術館に行ってきました!

この日、私がご一緒したご利用者は、
この春に社会人デビューをされた18歳の女性の方です。
ご自宅にお迎えに上がると、窓から姿が見えたようで、
扉を開けて「わ〜!」と満面の笑顔で私を出迎えてくれました。
私の手をとって、握手攻めです。
昨日からずっと楽しみにしていたそうです。

駅への道中、社会人デビューの話になり、
「お仕事は順調ですか?」と聞くと、「はい、頑張っています」との返事。
ご利用者は私が学生の頃、ご利用者が中学生の時に私が実習で関わらせていただいたことがあり、中学から知っている私は、ご利用者の成長に目を細めます。
「どんな仕事をしているんですか?」と聞くと、
チラシを折って雑誌に挟むような軽作業をしているとのこと。
中学時代には、授業中に泣いてしまうようなこともあったのですが、
今では高校を卒業し、立派に社会で働いています。
「今日は自分で働いたお給料でお土産を買うんだ」と嬉しそうに駅へ向かいました。

52人が揃い、いざ皆で一緒に東京タワーへ。
館内を見学し、昼食をとります。
「景色がきれいですね〜!私高い所大好き!」ととびきりの笑顔で話してくれています。
昼食後、時間があったので、お土産を選ぶことに。
館内には東京タワーをモチーフにした色々なお土産が売っています。

「自分のお土産以外にも誰かに買いたいですか?」と聞くと、
「お父さんに買おうかな」との答え。
しばらくお店の商品を探してみると、ご利用者が好きだと言うアニメのキャラクターのフィギュアがショーケースに並んでいます。
ショーケースの前に座り込みじっと眺めています。
「かわいい〜私このキャラクター大好きなんです〜!」と教えてくれた。
欲しそうな顔をしていたので、「このフィギュアは2千2百円だけど、今日はいくら持ってきましたか?」とご利用者に聞いてみました。
お財布の中身を一緒に数えてみると、2千5百円くらい。
「持ってきたお金で買えなくもないけど、どうしましょうか?」と聞くと、
しばらく考え、「他のお店も見てみます」とのこと。
他のお店もみて、お土産を選ぶことに。

「あ〜これかわい〜これ私のお土産にしようかな」と手にはキーホルダー。
続けてお父さんのお土産を選ぶ。
手に持った商品の値段の計算を一緒にすると、残りは千円になりそうだ。
あとは何を買いたい?と聞くと、家族のお土産とのこと。

再びフィギュアのショーケース前を通る。
立ち止まり、「かわい〜な〜」とつぶやくも、
「あとは家族のお菓子を買います」と私に話してきた。
「今手に持っている物を買わなければ、このフィギュアは買えるけど、どうしましょうか?」と聞くと、「こっち(手に持っている物)を買います」との返事。
「お小遣い少なくなっちゃうからまた今度にする」と、
一番欲しかったであろうフィギュアにお別れをしたようでした。
その後家族用のお菓子のお土産を探し、いちばん美味しそうなのを選びました。
会計をして、自分で働いたお給料で買えたお土産を手にして満足気な表情。

帰り際、「お土産喜んでくれるといいですね」と言うと、
「はい!」と元気よく返してくれました。
ご自宅に到着後、お給料から家族分のお土産を買いましたと報告をする。
お母様はとても驚かれ、「自己選択の場を作っていただきありがとうございました。今後もいろいろ経験できるといいですね」との言葉をもらいました。

買い物時のちょっとしたサポートですが、ガイドヘルプを通して私たちの仕事がご利用者の自己選択の幅を広げる経験ができたのかなと思うと、この仕事のやりがいを感じる瞬間でした。(fu-chann)

Posted at 2016年07月18日 09時00分00秒

嘘つきヘルパー! 【...

 僕がガイドヘルプを始めたばっかりの時のお話です。

食べること、そして水の音を聴くことを楽しみにされている温厚なご利用者で、その日は井の頭公園が行き先でした。
 お弁当とお茶を購入するため、井の頭公園駅脇のセブンイレブンに行ったときに、
「ジュース!」と言われましたが、それはおやつの時だなと考えて「あとで買いましょう!」とお話ししました。

 公園内のベンチでお弁当を食べたのち、弁当のからを買ってきたセブンイレブンで捨てさせてもらおうと思い、セブンイレブンへ。その後またのんびりと散歩を開始しました。
すると、しばらくしてその温厚なご利用者が僕の前に立ちはだかり、僕の額をこつんと指ではじきました。

「何故!?」と思ったのですが、理由が分からないまま散歩を続行。
その時はまだ新人で気づきませんでしたが、皆さんはもう理由はお分かりでしょうか?

そうです、僕はその男性に先程「あとでジュースを買う」と約束していたからです!
弁当を食べてから再びセブンイレブンに行ったのだから、
「ジュースを買うんだ!」と思われて当然ですね。

僕は勝手に自分の常識で「あとで=おやつの時間」と思っていましたが、ご利用者にそのことを説明していませんでした。それは「大人の屁理屈」というものです。

自分の常識や思い込みから、ご利用者の思惑との「ずれ」が生じることは良くあることです。それぞれのご利用者の特性や傾向、見通しの必要性をしっかり把握して支援することの大切さを教えられた出来事でした。

そんな「嘘つきヘルパー」に大切なことを教えてくれた「でこピン」だったのです。(tatsuya)

Posted at 2016年07月11日 09時00分00秒

東京 8月 日曜日コー...

2016年8月‘曜日コース
講義   7日(日)・14日(日) 9時15分〜17時00分
演習   21日(日)        9時15分〜17時00分
受講料 一般12,000円、学生3,000円
会場  ケアこげら小金井事務所
所在地:東京都小金井市貫井北町1−6−22 2階 JR武蔵小金井駅徒歩15分
定員  40名

8月ご希望の方は、必ず備考欄に
「8月‘曜日コース」か「8月∧親コース」どちらをご希望か記入してください。


↓↓お申し込みお問合せはこちらのフォームより↓↓


お申し込みはこちら

お電話は


研修終了後はケアこげらのガイドヘルパーとして登録することが可能です。
同行研修修了後ガイドヘルパーとしてやっていけるという自信を得ていただければガイドヘルプ開始です。

Posted at 2016年07月08日 13時29分34秒  /  コメント( 0 )

サァ〜〜〜ッ!!いざ...

また、今日も戦いの時がやってきた。緊張の一瞬、たった一つのミスが命取りになる。今回の相手は因縁のライバルとも呼べるご利用者。決して油断のできる相手ではない。
作業所の扉の前で宿敵を待ち受けつつ、こう来たらそう攻め、そう来たらあー返そうと、
戦略パターンをいくつも用意し徐々に試合のテンションを高めていった。

程なくしてご利用者が出てきた。互いに一瞥し視線で挨拶を交わし、そして、どちらからともなく、「さぁ、行こうか…」と、まるで示し合わせたかのように移動を開始する。
場所はかわり、舞台は決戦の地、“武蔵野市総合体育館”へ。

試合場へ到着すると、お互い既に臨戦モード。口数も少なめに手早く準備を整えていく。コートを挟んで睨みあう二人。「さぁ、勝負だ!」、戦いの火蓋が今切って落とされた。
コート上ではラケットを打ち合う音だけが小気味良く鳴り響く中、勝負は拮抗していた。

「パコーン!、パコーン!」、「パコーン!、パコーン!」、「パコーン!、パコーン!」
「パコーン!、パコーン!」、「パコーン!、パコーン!」、「パコーン!、パコーン!」

(よし、パターンが読めてきたぞ!…さぁ、来い!次で決めてやるッ!!)

「パコーン!、パコーン!」、「パコーン!!スカッ!!」「………。」

シーンと静まり返る中、ボールがコロコロと転がる音だけが虚しく響いている。悠久に続くかと思われたラリーが遂にここで途絶えた。
勝負の分け目を左右したのは、ご利用者の終始安定したレシーブ。対して私は勝負を急ぐ余り、命中率の低いスマッシュを選んでしまった。

甲:「悔しいが今回は私の負けです。また腕を磨いて出直してきます。」
乙:「僕はいつでも相手になります。次回もまた燃える試合をしましょう。」

そんなセリフが聞こえてきそうな場面の中、静かに双方コートを後にしていく。
奇しくも今日はご利用者にとって初めてのショートステイ。早く試合で掻いた汗を洗い流し、一緒に美味しい夕飯が食べたい。

「今日のご飯はなんだろうな〜。疲れたな〜。」

勝者と敗者などまるで最初から関係無かったかのように、並んで歩く二人の背を初夏の夕暮れがゆっくりと包んでいった。(zen)

Posted at 2016年07月04日 09時00分00秒