こげら会のブログです
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2016-05 の記事

僕らはいつも以心伝心...

今回のご利用者は、発語が無い方なので、ご本人の意向や意思をヘルパーが“察する”ことが、支援において重要になります。
 この日は曇りがちで雨が降るかもしれないとの予報。行き先はお任せなので、電車で1時間程のショッピングモールの散歩を提案して出発しました。

 電車に乗り、乗り換えの駅が近付いてきました。「次降ります」と声を掛け、いざ乗り換える駅に到着。

「降りますよ」と声掛け、

 動きません。

 また「降りますよ」と声をかける、

動きません。そして閉まるドア。

 彼女を見るとやや強張った表情をしています。もしかしてショッピングモールは嫌だった?走り出した電車の中で路線図を見て色々と考えます。外は幸い晴れていました。

「井の頭公園行こうか」

彼女は頷きました。

 その後の乗り換えもスムーズに公園に到着。多くの人でごった返していましたが、暖かい日差しの下、彼女の顔には笑顔がみられました。
 園内を散歩し、おやつも食べ、表情も晴れやかに帰宅しました。

 ガイドヘルプは当初の予定通りいくとは限りません。
ご利用者への説明と納得が必要です。

今回のように話すことが難しい方の支援では、その表情や行動、仕種などから“察する”というコミュニケーション支援が重要になります。
お互いの意思が通じ合ったときの喜びはひとしおです。
ガイドヘルプというお仕事の楽しさの一つでもあります。(meg)

Posted at 2016年05月30日 09時00分00秒

君の笑顔が見たいんだ...

今回のご利用者は、高校を卒業されて、その就労継続支援B型(※)の施設に通っておられます。そこにお迎えに上がりました。
そこでは、シルバーアクセサリー、和紙製品を作ったり、手作りスープカレーを販売したりしているそうです。

「おはようございます」と挨拶をするとちっさい声で挨拶をしてくれました。
少し緊張しているようです。

少し足が早い方なので、隣の駅まで歩けると思い、相談すると『歩く!!』ということでしたので30分程かけて駅まで歩きました。
駅に着くと、ちょうどバスが目の前で行ってしまい、20分間、待ちぼうけするのも勿体ないので、デパートの屋上散策行きました。

バスに乗ってスポーツセンターに到着後、早目の昼食。その後プールへ。
ヘルパーが『泳いで』と言うとバシャバシャと平泳ぎの手をやっていましたが、すぐに左手で水面を叩きつける感覚遊びになりました。
しばらくしてもずっとそうしていたので、別のことでも楽しもうと思い、追いかけっこをやって見ました。
すると、逃げて楽しんでくれます。笑顔です。こっちを見て追いかけ待ちするほど楽しんで頂きました。

プールは本人の意思で1時間でした。その後、『散歩行く?公園行く?カラオケ行く?』といろいろ聞いてみると、全て『行く』と答えておられましたが、カラオケが1番大きく『行く!!』と言われたのでカラオケに1時間行きました。
結果、全然歌ってくれなかったのですが、歌入りの音楽を流すと喜んでおられました。アルゴリズム体操の歌が1番喜んでおられました。食べ放題のアイスも喜んでおられました。

この日はガイドのあと、そのままショートステイにお泊り。サラダの和え物を作ったり、食後のテーブル拭きなどをしたり、皆と楽しく過ごされました。

こげらでは、このようにガイドとショートステイを組み合わせた支援も行なっています。(gyo-sei)

※就労継続支援B型は、障害者総合支援法(旧 障害者自立支援法)に基づく福祉的就労の施設です。
現時点で一般企業への就職が困難な障害をお持ちの方に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい福祉サービスを供与することを目的としています。
B型は雇用契約を結ばず、利用者が作業分のお金を工賃としてもらい、比較的自由に働ける”非雇用型”です。
対して、雇用契約を結び、“給料”をもらう類型は就労継続支援A型と呼ばれます。

Posted at 2016年05月23日 09時00分00秒

東京7月 ガイドヘルパ...

2016年7月
講義   10日(日)・17日(日) 9時15分〜17時00分
演習   24日(日)        9時15分〜17時00分
受講料 一般12,000円、学生3,000円
会場  こげら小金井事務所
所在地:東京都小金井市貫井北町1−6−22 JR武蔵小金井駅徒歩15分
定員  40名


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研修終了後はケアこげらのガイドヘルパーとして登録することが可能です。
同行研修修了後ガイドヘルパーとしてやっていけるという自信を得ていただければガイドヘルプ開始。

Posted at 2016年05月19日 14時00分45秒  /  コメント( 0 )

Power to the People【...

この日のご利用者は、外出やプールが大好き。
ヤル気も満々です。
バス停まで歩く道のりでは、走る車に目を止めたり、空を見上げたりしていました。

プールでは、ウォーキングしながら水を叩き、盛んに水しぶきをあげます。
水を強く叩くときは、足も曲げ、全身のバネを使って力一杯叩きます。
その時は、とても嬉しそうな笑顔を浮かべ、私が隣で水を強く叩いたり、弱く叩いたりすると、それを真似してくれることもあります。
また、私が脇の下に手を入れると、ご利用者は力を抜いて身を任せてくれます。
そのまま引っ張って、スーっと水の中を進むと、前をじっと見て気持ち良さそうです。

プールの後は、夕食の時間です。
足早に食堂に向かい、この日は唐揚げ定食を注文しました。
一口大にした唐揚げを、一生懸命にスプーンですくって頬張っていました。
口に詰め込みすぎたり、スプーンですくい損ねて落ちたりしないようにサポートはしますが、ご利用者はしっかりと自分で召し上がっています。
その姿を見て、近くの席に座っていた方が、「美味しそうにたべるのですね」と声をかけてくださいました。

食後は、帰りのバスの時間までテレビを観ながら休憩。
テレビのニュースで大好きなアナウンサーを目にして、笑い声を上げて大喜び!
私が近くの方に、「すみません、うるさくないですか?」と声をかけると、その方は笑顔で「大丈夫だよ、とても楽しそうだね」と言ってくださいました。

帰りのバスでは、静かに外の景色を観ながら、満足げな表情で家路に就きました。
全身で目一杯に楽しむご利用者の姿は、一緒に過ごした私はもちろん、周りの人も笑顔にする力がありました。

ガイドヘルプで力いっぱい楽しむご利用者は、地域の中でいろいろな人たちに見守られ、そしてその人達を元気にもさせているのだと感じた1日でした。(miki)

Posted at 2016年05月16日 09時00分00秒

New Frontier【スタッ...

この日は、知的に加え身体の障がいをお持ちのご利用者のガイドです。自立歩行も困難ですので、いつもバギータイプの車イスで移動しています。普段は多摩障害者スポーツセンターのプールに行くのですが、その日は臨時休業でした。

そこで出発前に、しながわアクアパークを私から提案して、そこに行くことにしました。アクアパークなら、普通の水族館と違い、音と光の演出が色々あるので、何となくでもご利用者に楽しんでもらえるかな?と思い、提案しました。

実際に言ってみると、アクアパークでは音と光のイルミネーションが色々とあります。ご利用者は何となく見ているような感じでしたが、すごく楽しんでいるかは疑問でした。
クラゲのコーナーは、特に音と光の演出が凝っていて凄く神秘的な空間でしたが、ご利用者の反応は変わらず。ただ、嫌がっている様子でもなく、ぼーっと見ているように感じました。(この方は、嫌な時は車イスに座った状態でバタンバタンと暴れたりします)

クラゲの次にイルカショーを見に行きました。エレベーターを上がるとタイミングよく始まる直前で、水族館の方が車イス用スペースに案内してくれると、すぐにショーが始まりました。15分くらいのショーですが、水と音楽と光の演出の中、イルカ達のダイナミックなショーが展開され、感動のスペクタクルです。
ご利用者はショーが始まると、声を発していました。退屈だったり、お腹が減ったりしたときに、声を出してバタンバタンと暴れることはよくありますが、暴れることなく声を出すのは初めて見ました。私には、ご利用者が何かを感じて、楽しんでいるように見えました。
10分くらいすると飽きたようで、声を出しながらバタンバタンと暴れ出しましたが、私が車イスを押さえて倒れないようにしながら何とか最後までショーを見終えました。

帰宅後、お母様に報告すると、「暴れずに声を出すのはかなり珍しい。」「本人なりに良かったのかな。」と仰ってました。
このご利用者のガイドを何度も担当していますが、今回のようにご利用者が反応する姿は初めて見ました。
付き合いの長いご利用者でも、新たな側面を発見することは多いです。これもまた、ガイドヘルプの喜びの一つです。(kazz)

Posted at 2016年05月09日 09時00分00秒

6月 行動援護従業者養...

6月行動援護講座は定員に達したため、募集を終了します。

2016年6月コース 
講義  27日(月)         9時00分〜18時00分
演習  28日(火)・29日(水)   9時00分〜18時00分

受講料 一般24,000円、学生12,000円

会場  こげら小金井事務所
所在地:小金井市貫井北町1-6-22 日興ビル小金井2階
   JR中央線武蔵小金井駅北口徒歩15分
   京王バス「小平団地行」 貫井北町1丁目バス停 徒歩1分
定員  40名


行動援護の利用者はガイドヘルプと比べると極めて少ないのですが、それでもケアこげらの月契約時間は1200時間を超えています。

感覚統合や運動企画といった多くの他の事業者はあまり関心を持っていない、しかし極めて重要な領域も対象としています。


※支援者として未経験という方には、ガイドヘルパー養成講座からの受講をお勧めしています。経験の中には行動障害を持つ方の養育者も含みます。学生の方でも知的障害児・者支援ボランティア活動等の経験のある方は大歓迎です。

Posted at 2016年05月06日 09時59分26秒  /  コメント( 0 )

演目「松竹梅」【スタ...

支援中、つい笑ってしまった話を1つ。

ショートステイに泊まっている最中、
翌朝の経路について話す習慣があるご利用者がいます。
ショートステイから、ご利用者の通う作業所までの経路についてです。
ご利用者は車で行きたいと言う。
だけど、私には免許がない。君に聴かせる腕もない。
免許が無いと車には乗れない…、免許のない私は車には乗れない…、だから君も車で行けない…。

そんなやり取りを、このご利用者との宿泊の時は、かれこれ4年は続けている。
会話にすると
ご利用者『○○さん明日車で行きたい』
私『私は免許がありません、免許がないから?』
ご利用者『車に乗れません』
私『明日は私と何で行きますか?』
ご利用者『バスで行きます』
という感じですが、時折、免許なしで乗ったらどうなるか?
とも聞いてくることがあります。

この日も何度かこのやり取りをしていましたが不意に、
ご利用者『○○さん、明日バスで行きたい……あ、間違えた。』
ん?と思いました。いわゆる“こだわり”で言っていると思っていたら、
このご利用者は私とのコミュニケーションとして、このやり取りをしていたのです。
間違えたご利用者は、間違えたことにはにかみながらクスクス。
私は“こだわり”だと決めつけていたことを恥ずかしく思う一方、
彼の気持ちが分かったことの嬉しさも合わさって大笑い。
次第にご利用者も大きな声で笑うようになり、
その日は寝るまで柔らかな笑みを浮かべ、穏やかな夜を過ごしました。笑いは世界を救いますね。(hide)

Posted at 2016年05月02日 09時00分00秒