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2010-03 の記事

帯はなぜうしろで結ぶ...

ときめきのオモシロ歴史館  2010.4月号



帯はなぜうしろで結ぶのでしょうか?

帯の結び方でいちばん古いのは、一枚かるたといって、結び目が一枚の背負う板になる形に結んだものですが、だんだんそれが二枚かるた、三枚かるたとふえていき、加えて当時の役者が新しい帯結びを舞台でやると、たちまちみんながそのまねをするという具合で、役者の名前をつけた結び方がつぎつぎに創作されていきました。”吉弥結び”などその代表的なものでしょう。

それはさておき、いまから百七十年前の文政年間に、江戸・亀戸天神のたいこ橋で渡り初め式がありました。
この日、深川門前仲町の芸者が参加するのです。もともと、江戸の町芸者は千名と決められていて、深川芸者は認められておらず、町奉行所へ申請を出して”男芸者”の鑑札を受けていました。男芸者とはいはゆるタイコ持ちです。ですから、女はみんなボーイッシュスタイルです。まず足袋を履かない。爪は赤いマニキュアを塗る。そして羽織を着ています。羽織は昔から男性のものですから、女性が着るのはおかしいのですが、羽織芸者とか辰巳芸者はその性格上着ていたわけです。ところが、この日だけは深川門前仲町の芸者たちは羽織を脱ぎ、そろいの衣装でたいこ橋を渡ったのです。この時の演出として、ちょっとかわった帯びの結び方を披露します。一枚かるたを広げて大きくした中に、世界でもめずらしい帯まくらというものを考えて、それを入れてふくらませたのです。この、帯まくらをして一枚かるたを結んだ方法を、一般に”たいこ結び”と呼びました。たいこ橋の形に似ていたせいでしょうか・・・・・


Posted at 2010年03月30日 10時06分17秒  /  コメント( 0 )