メインメニュー
患者さん

犬の症例紹介(角膜障害)

 最近診察した犬の白い眼(角膜障害)パート1
 
 上の2画像は右眼と左眼です。
 7歳のボストンテリアで1年ぐらい前から両眼角膜に白濁が出現、白濁部が増えてきたとのことで当眼科に来院。
 これは角膜内皮ジストロフィーというもので、優性または不完全優性遺伝が示唆されます。一般に発症する系統はチワワ、ボストンテリア、ボクサー、ダックスフンドなどが問題となる系統で、年齢は7歳以上に多く見られます。上の症例の現在の状況は水ほう性角膜症という状況で右眼は2次的な角膜びらんが見られます。治療は全層角膜移植術が角膜の透明度を回復する理想の方法です。ただし、角膜提供があった場合です。また、痛みのある水ほう性角膜症では角膜熱形成術(角膜ジアテルミー)が最も有効です。病変を持つ動物は繁殖させないように忠告することが必要です。
 なお、この症例はホームページの前回の症例紹介例です。パート2に続く。

Posted at 2013年07月19日 11時50分16秒

動物眼科症例(猫のヘルペスウィルス感染症)

 猫のヘルペスウィルス感染症による、新生児眼炎、眼球癒着、角膜炎を併発した症例を紹介します。 症例は生後40日令ぐらい、体重600gのMIX猫。3週間前に捕獲し、地元の動物病院に10日ほど入院、退院時は両眼の眼球が確認できず、歩行もぶつかっていたとのことでした。その後当病院の眼科に来院。上の画像は来院時のもので、右眼眼球はありますが眼炎、結膜炎、角膜炎が重度で眼球内が確認できません、また眼瞼癒着もあります。左眼は瞬膜、眼球結膜、眼瞼結膜の癒着がひどく眼球は確認できません。
来院後5日間の内科治療をした後、再来院して両眼の眼球、角膜、結膜、瞬膜の処置をしました。真中の画像は処置後の画像です。両眼とも癒着がひどく、処置後は画像のようにかなり腫脹しました。また、両眼とも眼球はありますが、角膜癒着の肉芽が重度で眼球内は確認できませんでした。なお、体重は650gです。 下の画像は処置後10日目の画像です。右眼は瞳孔も確認され反射も正常でした。左眼にかんしては角膜の変化はありませんでした。両眼とも少し癒着が進んでいます。体重は850gになりました。なお、元気にものにぶつからず遊んでいるそうです。次回に続きます。

Posted at 2011年11月02日 09時23分34秒

動物眼科症例(薬物障害)

 今回は動物眼科に来院した、点眼薬の不適切な使用による角膜障害を起こしたワンちゃんの症例です。症例は11才のシーズーでかかりつけの病院より以前からヒアルロン酸点眼液とジクロード点眼液を使用していたそうです。 画像のように右眼角膜中央にデスメ膜付近までの深さの角膜穿孔が当院来院3日前に気がつき、かかりつけの病院で受診したそうです。かかりつけの先生によれば原因不明とのことでした。今回はこの原因を追究してみたいと思います。 今回の一つの大きな原因として、ジクロード点眼液があげられます。この薬は白内障手術時に使用する薬でこの薬により人医における白内障手術が飛躍的に成功するようになりました。ただし、適応は白内障の手術です。4番目の画像の説明に使用上の注意をあげています。この薬は角膜潰瘍、角膜穿孔があられることがあるので、角膜びらんなどがあられた場合ただちに投与を中止、適切な処置を行う必要があります。また当病院で処方する場合は副作用の説明と頻繁に角膜検査をおこなうことを条件に処方しております。今回の症例は多分薬物障害が疑われます。当病院の二次診療でこの薬剤の不適切な使用による角膜障害が時々見られます。この薬を動物病院で処方されているみなさんは角膜の状況に注意してください。おだいじに!

Posted at 2011年07月06日 10時15分44秒

動物眼科症例(上眼瞼の腫瘍)

 今回はラブラドールレトリバー、11才の左上眼瞼(眼瞼結膜を含む)にできた腫瘍の症例を紹介します。この症例は1年以上前から左上眼瞼に3mm程度の腫瘍があり、かかりつけの先生が診ていたそうです。現在の大きさが12mm程度になって当動物病院の眼科を受診しました。 これは初診時の画像です。カリフラワー様で、出血傾向が強く、上眼瞼の3分の1以上の大きさで、眼瞼結膜の部分の腫瘍が大半でした。 これは腫瘍摘出手術後の画像です。 この2枚の画像は手術後10日目で、左右の眼瞼の大きさ、長さもほぼ同じで、左右眼の形、大きさが変わらず飼い主さんから大変喜ばれました。
なお、この腫瘍はマイボーム腺腫で悪性所見はありませんでした。おだいじに!

Posted at 2011年06月23日 09時44分50秒

動物眼科症例(重度の結膜浮腫)

 今回は2か月以上動物病院で結膜炎の治療を受けていましたが、症状の改善がみられず、重症度がひどくなって紹介で当動物眼科に来院した8歳、男の子の猫ちゃんの症例です。 この2枚は初診時の画像です。両眼とも重度の結膜浮腫で、まったく角膜の状況はわかりません。涙、眼脂、充血が重度でした。両眼とも細菌感染は見られませんでした。 治療3週間目の画像です。まだ、結膜は充血していますが両眼とも開いた状態になりました。 治療4週間目です。右眼角膜に多少の異常がありますが
両眼ともかなり改善されています。続きはまたの機会に!おだいじに!

Posted at 2011年03月02日 09時02分08秒

わんちゃんの針治療

 今回は当動物病院でおこなっている針治療の紹介です。最近、特に多いのは椎間板ヘルニア、変形性脊椎症などの症例です。
当動物病院では針治療の前に必ずレーザー治療をおこない血行の良くなったところで針治療をおこなっています。 この画像はミニチュアダックスの椎間板ヘルニアに針治療をおこなっているところです。針に電極をつけパルスジェネレーターで通電しています。なおこの症例は両後肢が来院時まったく動きませんでしたが7〜8回の針治療と薬の投与でかなり歩行できるようになりました。なお、椎間板ヘルニアの手術後のリハビリにも最適です。おだいじに!

Posted at 2011年02月18日 17時56分08秒

動物病院眼科症例(猫の前房フレア)

 今回の動物眼科症例は左眼の前房フレアと続発性緑内障を発症した、17歳の男の子の猫ちゃんです。来院、前日より左眼が充血し、瞳孔が変形していたそうです。かかりつけ動物病院の紹介で来院しました。 この2画像は初診時のもので、前房フレア、画像ではわかりにくいのですが瞳孔径の変化、虹彩による一部、房水排出路の閉鎖がみられ、眼圧は53mmHgとかなり高眼圧で、緑内障の症状が観られました。 この画像は内科治療と点眼、7日目の状態です。フレアはきれいに消え、眼圧も12mmHgと正常値になりました。なお、継続治療をしています。おだいじに!

Posted at 2011年01月23日 09時16分08秒

動物病院眼科症例(角膜潰瘍ー2)

 10月15日投稿の動物病院眼科症例の角膜潰瘍の続きの画像をおおくりします。 処置10日目の画像で角膜の潰瘍部はなくなり、角膜実質、上皮も再生しています。ただし、上皮は平たんにあがっているのでもうしばらく治療が必要です。フローレス試験紙で染めても染まりませんでした。順調です。おだいじに!

Posted at 2010年10月18日 17時06分50秒

動物眼科症例(チェリーアイ)

 お久しぶりです。今回の動物眼科症例は4才のビーグルのチェリーアイの症例を紹介します。 この2画像は初診時のものです。このビーグルは1才以下でチェリーアイになり手術をしたそうですが1年後に再発、2年以上この状態でした。今回、担当医の紹介で当病院を受診しました。 上の画像は手術前の画像です。 この画像は手術後の画像です。今回の手術はポケット法を行いました。これでチェリーアイはほぼ完治です。おだいじに!

Posted at 2010年10月16日 11時52分26秒

動物病院眼科症例(角膜潰瘍)

 今回の動物病院眼科症例は主治医の紹介で来院した11才のシーズーの重度の角膜潰瘍例です。 この症例は2週間前に左眼角膜に傷をつけ主治医の治療を受け、2日前より今の状態となり当医院へ来院しました。眼球結膜充血、膿性眼脂、角膜全体が白濁、疼痛、特に角膜傷の中心部より10時から2時の方向に角膜実質と角膜上皮の間に炎症液と気泡が見られました。2枚目はフローレス試験紙で染めた画像です。傷の大きさ、深さがよくわかります。この傷と眼脂より耐性菌が見つかり、治療方針を決定しました。 治療3日目の画像です。充血、白濁も減少、角膜より前房部の構造が見えるようになりました。治療3日目としては順調です。おだいじに!

Posted at 2010年10月15日 15時52分30秒

 1  2  3  4  5  6  7  8  | 次へ